日本の給水人口は約1億2,400万人、普及率は97.9%(平成27年時点)。私たちの生活の中で、蛇口をひねれば飲み水が出てくることは「あたりまえ」のことになっている。
しかし、その水道事業がいま危機を迎えている!
水道予算の限界、経営環境の悪化、水道事業者の減少、頻発する異常気象や地震への対策、水質事故…かつて平和だった水道事業に襲いくる敵は絶えない。「水道管の老朽化」も人々の「あたりまえ」を脅かす、強大な敵のひとつなのだ。
高度経済成長期に整備されてきた水道管。しかし、水道管の耐用年数は40年。タイムリミットを迎えた水道管の数は年々上昇し、耐用年数を超えて使われている管は全国で13%以上、県によっては30%近くにも上る…!
限界を超えた水道管の破損事故や漏水事故は年間で2万件以上。耐震化も進まず、有事の際には長期間断水する危険とも隣り合わせだ。そして、すべての水道管をリニューアルするにはこのままでは130年かかる計算だという。安心して飲める水が水道から出てくる「あたりまえ」は、実は薄氷のように脆い平和なのだった…!
長野市で水道管破裂。4,800世帯で濁水などの被害。
大阪市で水道管破裂。戦前に設置された管だった。
綾瀬市で水道管破裂し水が噴出。近隣で断水。
仙台市で老朽化した水道管が破裂。地震の影響か。
神栖市で水道管破裂。路上で20m以上の水柱。
札幌市で地震により水道管が損傷。大量の水が噴出。
金沢市で山崩れにより水道管が損壊。19世帯で断水。
山形県で大雨により水道管が破損。357世帯で断水。
東京都で水道管が破裂。住宅や店舗に土砂が流れ込む。
大阪北部地震で水道管が破裂。26万人以上に被害。
台風19号による水道管破裂で64,526戸が断水
和歌山市の紀の川に架かる水管橋が崩落し、市内約6万戸が断水
人々の「あたりまえ」を守るため、大勇フリーズは立ち上がった!
水道管工事といえば、基本的には建物が断水してしまう。だが建物全体で断水が起きると家庭生活や事業所の生産活動はストップする。こうして考案されたのが、断水の範囲を最小限に留める「不断水工法」。大勇フリーズはその中でも、管を凍結させて氷のチカラを使って不断水を実現する「凍結工法」の技術に目をつけたのだった!
しかし、凍結のワザが通用しない管が立ちはだかり、大勇フリーズの作戦は失敗に終わる。このままでは「凍結工法」の専門家として人々の生活を守ることができない…。いったい大勇フリーズは、そして日本の水道管の未来はどうなってしまうのか?!
「落ち込んではいられない…!」作戦に失敗した大勇フリーズは、部門を超えて技術開発に挑んだ! だがそれは苦しい道のりの始まりでもあった。なかなか思う通りの結果が得られない…。
それでも不屈の決意で試行錯誤を続けたある日、偶然に出来上がった氷があった。
シャンパンの蓋に使ったとしても飛んでいかないほど強力な耐圧性能をもつ「普通とは質が違う氷」と、凍結確率を上げる技術の完成だ。大勇フリーズは、0から新技術を編み出したのである…!
精度の高い独自技術という武器を手に入れた大勇フリーズ。現場での施工が難しいといわれ浸透が難しかった凍結工事に業務を絞り込んで「凍結専門」を打ち出し、さらに配管工事業者との業務分担により施工時間を大幅に圧縮することにも成功した。確かな対応力で人々の信頼を得ながらチームは一層の成長を続け、大勇フリーズは今日も街の「あたりまえ」を人知れず守っているのだ…!
年間の施工実績は官庁・民間を合わせて6,000カ所。老朽化した水道管の破損は「予防」が難しい実情があり、「いよいよ対処しないとマズい」という実態になってから緊急出動が要請されることも多い。大勇フリーズはヒーローであり、水道管の救急救命士なのだ!
水道管工事は外科手術に似ているが、「患者」に「同意書」を書いてもらうことはできない。なぜなら、失敗が許されないからだ。その使命感は、大勇フリーズをより強くしている。大勇フリーズの今後の闘いがどうなっていくか…それはキミ自身の目で確かめてくれ!